妊娠中のお口のケアの重要性

高梁市の歯医者、おおつか歯科医院 のブログページです。

 

こんにちは。秋も深まり、過ごしやすい季節がやってきました。

今年も秋の味覚さんまは高騰しているようですが、美味しいものをたくさん食べて冬に備えたいですね。

 

さて、本題です。

妊娠中は体の変化が著しく、お口の中の衛生状態が悪くなりがちです。

よく見られる状態としては、下記のようになります。

ホルモンバランスの変化により、唾液が減り、粘つく。

つわり歯磨きがしっかりできない。

・つわりによる食事の好みの変化。(すっぱいものを好むようになる傾向がある)

・一度に食べられる量が減り、ちょこちょこ食べになる。

このような状態は歯周病菌の繁殖やお口の中の酸性化を招き、歯周病むし歯の悪化を招きます。

 

歯周病菌はプロスタグランジンという、陣痛の時に分泌される子宮収縮作用がある物質の分泌増加を誘発するため、早産・低体重児出産の危険性が高まります。

このようなことを未然に防ぐためにも、妊娠中のお口のケアは非常に重要になります。

妊娠中はいつでも同じように治療ができるわけではありません。

妊娠初期・中期・後期と、その時期によってできること、できない(控えたほうが良い)こと、注意するべきことなどが違います。

使用する薬剤や体調等、さまざまなことに配慮が必要なため、受診する際は妊娠何週目なのかを必ず教えてください。

産婦人科の先生にも歯科治療を受けることを事前に伝えておき、歯科受診時の注意事項が出ていましたらこちらも治療前に教えてください。

 

また、妊娠中は時期に関係なくいつ何時、入院になるかわからないものです。

妊娠を計画されている場合は特に、日頃から歯科で歯周病やむし歯の治療を受けておくことをおすすめいたします。

 

治療を進める際は都度しっかりと説明はさせていただきますが、妊娠中は特に不安になることが多いものです。

心配なことや困っていること、疑問などがありましたら遠慮なくお聞きくださいね。

みんな一度はなっている「口内炎」について

高梁市の歯医者、おおつか歯科医院 の休診のお知らせページです。

まぶしい日差しの中、真っ青な空の白い入道雲を見ると夏が来たことを実感します。暑い日が続きますが、その中にも夏のすがすがしさを感じていけたら良いですね。

口腔内に起こりやすい疾患に口内炎があります。

お口の中の小さな炎症ですが、しゃべるだけで痛いし、痛くて食事が摂りにくいし、治るまで本当に憂鬱ですよね

一口に「口内炎」と言っても、さまざまな種類があることをご存知ですか?その内のいくつかを取り上げてみたいと思います。

◆アフタ性口内炎

名前を聞いたことがある方も多いと思います。疲れストレス栄養の偏り等が原因と考えられています。

頬の内側、口唇の裏側、舌、歯肉などに発症し、白っぽい円形の炎症が起こります10日~2週間程度で自然に治癒します。

◆カタル(外傷)性口内炎

義歯や矯正器具親知らず等が当たったり食事中に頬の粘膜を噛んでしまった時などに起こる炎症ですアフタ性とは違い、赤く腫れるのが特徴。

◆ヘルペス性口内炎

普段から体内にいるヘルペスウイルスコクサッキーウイルスが、疲れが溜まったり、体調不良の時などに顔を出します発熱だるさを伴い、痛みが強く、口腔内の色々な場所に水膨れができます。口唇に発症したものを「口唇ヘルペス」といいます。

◆カンジダ性口内炎

真菌主にカンジダ)が原因で発症します。
口腔内のいたるところに苔のような白いものが付着し、赤くただれ、除去すると痛みがあり、出血することもあります。
カンジダ菌は口腔内に常在する菌ですが、こちらもやはり疲れストレスなどで発症しやすくなりますが、他の病気や服薬が原因だったり、体力がない乳幼児高齢者にもみられます

 口内炎を防ぐために日頃から自分でできることは、「疲れやストレスを溜めない」「バランスの取れた食事を摂る」「お口の中を清潔に保つ」ことです。

また、2週間ほど経っても治らない、繰り返し発症する徐々に大きくなっているしこりのようになっている、などの場合は口腔がんなど、他の病気の場合もあります。そのような場合は放置せず、早めに受診してくださいね

2022年夏季休診と8月の診察スケジュールのお知らせ

高梁市の歯医者、おおつか歯科医院 の休診のお知らせページです。

8月の診療予定

8月15(月)・16(火)お盆休みのため休診いたします
8月20日(土)休診いたします。

その他、木・日・祝日休診です。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

歯と口の健康週間と歯科標語

6月始まってますね。
国民皆歯科検診のニュースも相まって、検診が増えています。
検診の大切さが浸透して、健康寿命が伸びればいいな、と思っています。

岡山出身で、歴史学者の磯田氏が倉敷で講演されます。
近年、テレビにもよく出演されていて、ファンの方も多いかと思います。よろしければ、足を運んでみてください。

医院では、歯と口の健康週間にちなんで、恒例の歯科標語を募集してます。選ばれた標語は、来年のカレンダーに掲載されます。
お楽しみに〜^ ^


学校での歯科の授業や検診などなど、6月はやはり忙しいです。
体調管理に気をつけて、乗り切りたいと思います。
皆さまも!

虫歯予防の日

こんにちは。高梁市 おおつか歯科医院 院長の大塚です。

6月4むし歯予防の日

そしてこの日から1週間は「歯と口の健康週間」です。

日本人は毎日歯を磨いている人がとても多い国ですが、習慣として漫然と磨いていることが多く、磨いている割にはむし歯ができてしまう、という問題があります。

そこで今回は、クイズ形式でむし歯予防についての知識を深めてみましょう!

Q1. 一番むし歯になりやすい歯は?

A.前歯   B.犬歯   C.臼歯

Q2. むし歯になりやすい場所は?

A.歯の凸凹  B.歯と歯の境目  C.歯と歯肉の境目

Q3. 歯ブラシだけで落ちる歯垢は全体の…?

A.60% B.70% C.80%

Q4. 歯磨きのあとのうがいは?

A.たくさんの水でしっかり何度もした方が良い

B.少量の水で1~2回で良い

Q5. 歯科に来るのは?

A.お口のトラブルが出てからで十分!

B.定期的に検診を受け、メインテナンスを受けたほうが良い

<答え>

Q1. 一番むし歯になりやすい歯は?

C. 臼歯
親知らずもとてもむし歯になりやすいので、少しでも顔を出している場合はしっかり磨いてあげましょう!


Q2. むし歯になりやすい場所は?

A. 歯の凸凹  B.歯と歯の境目  C.歯と歯肉の境目
全部正解です!
優しい力で小刻みに歯ブラシを動かして、意識的にしっかり磨いてくださいね。歯並びが悪い場所、詰め物・かぶせ物の周囲も注意が必要です。


Q3. 歯ブラシだけで落ちる歯垢は全体の…

A.60%
歯ブラシだけでは歯垢除去能力に限界があります。歯ブラシが届かない・入れない場所はデンタルフロスや歯間ブラシ等を用いると80~90%ほどにアップします!


Q4.歯磨きのあとのうがいは

B.少量の水で1~2回で良い
Aのようにしっかりうがいをしたくなるところですが、歯磨き剤に含まれるフッ素がお口の中から流れ出てしまいます。フッ素をお口の中に留め、定着させることがポイントです。


Q5.歯科に来るのは

B.定期的に検診を受け、メインテナンスを受けたほうが良い
これはトラブルが出る前に予防した方が良いに決まっていますね!
最近は定期検診・定期メインテナンスにいらっしゃる方が増えていますが、痛みなどの症状が出てからの方がまだまだ多いのが現状。
症状がないとつい後回しにしてしまいますが、歯科に来る日数や費用、お口や身体の健康を人生の中のトータルで考えると定期検診・定期メインテナンスを受けた方が断然お得です!

いかがでしたか?

ちょっとした知識ですが、頭の片隅に置いておいてくださいね。毎日の積み重ねで大きな違いになりますよ!

5月の医院からのお知らせ

5月の診療予定

5月2日(月)~5月5日(木)までは、
ゴールデンウィークの休診とさせていただきます。

その他、木・日・祝日は休診です。
どうぞよろしくお願いいたします。

「さしすせそ」ちゃんと言えますか?

こんにちは。高梁市 おおつか歯科医院 院長の大塚です。

暖かくなり気持ちの良い季節ですね。
今年は飛び石の大型連休ですが、久しぶりに遠出を…と計画されている方も多いのではないでしょうか。

まだマスクをつけていることが多い日常ですが、会話をしていて滑舌が悪くなったと感じることはないですか?

 年齢を重ねると、しゃべりにくい」「滑舌が悪くなったと感じることがあります。

原因としては、老化により口腔内が乾燥して舌の動きが悪くなること、お口周りや舌の筋力の低下などが挙げられます。

たとえば、大きく口を開けて大きな声で話した時に「さしすせそ」「しゃしぃしゅしぇしょ」になっていたりしていませんか?それはお口の衰えのサインかもしれません。

こうしたお口の衰えをオーラルフレイルといいますが、例として挙げた滑舌以外にも以下のような現象が現れます。

・食事の時にお口から食べ物がこぼれる
・硬いものが噛めなくなった
・うまく飲み込めない、むせる
・口腔内が乾燥している
・口臭がきつくなる   等

ひとつひとつは小さなトラブルでも、それが積み重なると栄養不足体力筋力の低下を招き、さらには体全体の状態や気持ちの低下につながっていきます。

ある調査で65歳以上の5割以上にオーラルフレイルの危険性があり、また、それより下の年代でも歯やお口周りのケア方法に改善の余地があり、オーラルフレイル予防の必要があるという結果がでました。

オーラルフレイルは食事の仕方、お口の体操、日々の過ごし方などで対策することができます。少しでも気になることがありましたら、お気軽にご相談くださいね。

明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いいたします。
寒さ、オミ株、早く落ち着きますように。。。

年末年始の医院の様子を写真でご紹介させてください。
今年も暖かいスタッフと、患者さんと、健康に気をつけながら、楽しみを見つけながら、過ごせたらなと思います。

 

年末年始の休診のお知らせ

こんにちは!今年もラスト1ヶ月となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
医院にも、ひたひたとクリスマス🎄が近づいております。

過ぎてみればあっという間ですが、笑いあり、涙もあり、いい思い出もたくさんできた1年だったんじゃないでしょうか。

今日が1番若い日!ということで、貴重な1日を積み重ねていきたいと思います。

今年もお世話になりました。

 

 年末年始の休診のお知らせ

12月29日(水)~2022年1月3日(月)まで、休診いたします

来年は1月4日(火)から通常通り診療いたします
どうぞよろしくお願いいたします

マスクの中のニオイの原因

こんにちは。高梁市 おおつか歯科医院 院長の大塚です。

秋も深まり、各地の紅葉の話題がニュースで取り上げられるようになりました。少しずつ観光も再開していることも、明るい話題ですね。 

それでもまだまだマスクは必須な中、一日中付けていると、マスクがなんだか臭うなぁ…」と感じることがあると思います。

口腔内には無数の細菌が生息していて、呼吸をしたり、会話をしたりして過ごすうちに、その細菌がマスクに移り、さらに呼気に含まれる湿気によって細菌が増殖し、その細菌が臭いの原因となっているのです。

 口腔内の細菌の多くは、舌についている「舌苔(ぜったい)」に生息しています。舌苔とは、舌についている白い苔のようなもののこと。

この正体は、舌の表面にある凸凹に食べかすや細菌などが溜まり、苔のようになったものです。細菌のかたまりであるこの舌苔は、時に高齢者の誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の原因にもなります。

舌苔は適度に取り除くことが必要です。
歯みがきの時に一日一回、できれば専用のブラシで舌を傷つけないように優しく行いましょう。(※絶対にゴシゴシこすらないでください。

ブラシは舌の奥から手前に向かって一方に向かって行います。頑固な舌苔には、専用のジェルを使ってみましょう。決して一度で無理に取り除こうとしないでくださいね。

気になること、困ったことがありましたらお気兼ねなくご相談ください。